2月20日 「いつものことですが…」
 
 郵便局に行ったついでに、帰りにTSUTAYAへ寄って新作DVDを色々借りて来る。新作といっても去年公開した映画だ。 何だかいつも映画ばかり観ているようだけれど、私のような業種の場合はちゃんとワケがあって観ているんです。スポーツ選手が毎日トレーニングを欠かさず、筋肉を鍛えるように、我々は頭と心を常に活性化させて、感性を磨いていなければならないのです。それに映画は資料にもなるしね。
 
 「ミーン・マシーン」は、何てったって主演のヴィニー・ジョーンズが元プロサッカー選手だから、トリック無しのガチンコ勝負が観られる。囚人VS看守のサッカー試合というシチュエーションを聞くと、ついスタローン主演の「勝利への脱出」を思い出してしまう。こちらは捕虜選抜VSドイツ軍選抜というとんでもない対決だった。しかもついでに脱走しようっていうんだから驚く。(お話としては、看守と囚人がスポーツで対戦するところなど「ロンゲストヤード」の方が似ています。)しかし、「ミーン・マシーン」はあくまで硬派を貫くぞ。「少林サッカー」も楽しいけれど、こういう硬派もまた楽しい。ヴィニー・ジョーンズは「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」や「スナッチ」の頃からお気に入りなので、彼の初主演作を祝いたい。
 
 「ジャスティス」は、何とドイツ軍捕虜収容所で殺人事件の裁判をするという、しかも容疑者は黒人で、なおかつ
脱走劇も重なるという、実に欲張りなお話だ。最初の設定だけでも充分無理があるのに、面白要素をどんどん詰め込むところがいかにもハリウッドだなぁ。

 「サイン」は劇場でも観たけれど、もう一度確かめたいシーンがあったので借りてみた。う〜ん、考えれば考えるほどよく判らない。何故よりによって地球に
(水の惑星だぞ)?しかも何故無防備な格好で(防水着くらい着ろよ)?何故単独行動を?どうやって餌を食べる気(人体の9割は水だぞ)?大体何故ミステリーサークルを作る必要があるの(結局UFOも仲間も来ないじゃないか)?どう考えても、いちいち理に適っていない。これはやはり幻影なのか?何だか宗教的な押しつけを感じてしまうのは私だけだろうか?それはナイト・シャマラン。