2月9日 「ウィンドトーカー」
 
 NHK大河ドラマの「武蔵」はもう「般若坂の決闘」だ。対決シーンになるとエンニオ・モリコーネの曲がよく似合う。丹波哲朗の息子が背中を見せたまま斬られたのは何故だろうか?それにしても、脇役やエキストラに目が行ってしまうのは、主人公に思い入れが出来ていないからなのだろう。
 
 レンタル屋で借りて「ウィンドトーカー」をようやく観る。映画としてはちゃんとまとまって、ジョン・ウーにしてはベストの出来じゃないかと思う。が、しかし。映画を観ていくつかの疑問が残る。結局ナバホ族の通信士を最前線に連れて行く必要などあったのだろうか?映画の中では緊急の連絡に暗号を使っていたが、こんなに緊急だったら暗号を使うより英語で充分じゃないかと思うような場面ばかりの気がする。事実、最後の切羽詰まった時には英語で話しているじゃないか。それに村を占拠した時、高い所に歩哨を立てていなかったのだろうか?…と、数々の疑問を残しながらも、映画としてはちゃんと出来ている作品です。いやホントですってば。