1月10日

 最近友人にMacでのQuickTime動画の保存方法を教えてもらったおかげで、ようやく今まで出来なかった所のトレーラーも保存出来るようになった。MacとWindowsの仕組みはかなり違うので、目的のファイルを探すのも一苦労だ。印刷会社や出版社の事を考えると、お絵描きにはどうもMacの方が便利そうなので、最近しぶしぶMacの勉強をし始める。別に深く理解するつもりはないけれど、とにかくもう少し道具として気楽に使えるようになりたいものだ。

 巷には沢山のデジタル絵が溢れているけれど、アナログ人間としては、それらの絵を見ても少しも面白いと思えない。何故なら絵で一番大切な「心」の部分が欠落しているからだ。「心」というと非常に抽象的だが、「人間性」とか「暖かさ」とか「実体感」とか「個性」とかいう言葉に置き換えても良い。要するに絵を通して描いている人の息づかいが全く感じられないのだ。従来の絵画なら、印刷でさえも描いている人の人となりや生活が見る者に伝わってくるのに、デジタル絵はどうもいけない。

 とはいえ、デジタル画材も道具には変わらない。要はやはり使う人のセンス次第なのだろう。でも、もう少しお絵描きソフトを作る人に絵心があっても良いんじゃないのかなぁ?