12月30日「アリーテ姫」
 
 楽天市場に注文していた「ポポロクロイスミュージアム」が再販売中止になったとのメールが届いた。元々限定販売だったし、やはりCD付きとなると本のように簡単には行かないらしい。楽しみに待っていた人もいると思いますが残念です。
 
 今日は大掃除の日と決めて朝からあちこち掃除を始めていたけれど、途中で今年最後ののゴミの収集日が過ぎていることに気が付いた。これ以上掃除をしても家の中にゴミ袋が増えるだけなので、適当なところで切り上げる。ちょっと一息入れたところで「アリーテ姫」のDVDを観ることにした。「ポポロ2」でもお世話になったスタジオ4℃が製作したアニメということで非常に興味があったのだが、今年は色々あったのでついつい観損なってしまった。果たしてどんな出来なのだろうか?
 
 「アリーテ姫」は非常に丁寧な作りの作品だ。心をときめかせる様な素敵なシーンも多々ある。でも物語が今一つ判りにくいので、いかにも一般受けしにくい感じがする。それに、広告コピーによると女性の自立をテーマにしているらしいのだけれど、この展開では自立したという印象を少しも受けない。これだけ材料が揃っていれば面白くならないはずがないのに、何でこうなるのだろう?動画や美術はとても良く出来ているのに、シナリオと構成の拙さが残念でならない。でもこの事は今の日本のアニメ全般に言えることなのかも知れない。とにかく世界観がポポロと近く、しかも映像的に素晴らしいだけに、余計に口惜しい。その意味でこの不幸なアリーテ姫がむしょうに愛おしくさえ思える。