12月4日「消えた電球」
 
 少女漫画の大御所、和田慎二先生に朝お電話すると、「余は焼き肉が食べたいぞよ!」と曰りました。そこで雨の中、早速愛車のランボルギーニ・カウンタックで先生の大邸宅に駆けつけたのであります。(ウソです!)
 
 とまぁそんなわけで和田さんと近所の「安楽亭」に出かける。取り敢えず安くて手っ取り早いから、貧相な食事に慣れた漫画家には丁度良い。店に行って驚いたが、以前より客がもの凄く増えている。一時狂牛病騒ぎの時なんかは、昼時でさえ我々二人しか客がいなかったこともあったのに、ホントにえらい変わりようだ。
 
 それにしても、アメリカは自国で反芻動物由来の動物性たんぱく質を反芻動物の飼料として使用することを法律で禁止しているクセに、日本やヨーロッパには反芻動物由来の動物性たんぱく質を飼料として輸出していたんだから困ったものだ。今だって、自国で煙草の宣伝を禁止して、公共の場では喫煙禁止にしているクセに、日本では大量に広告を流しているし、フロンガスを作り出して世界中にばらまいた張本人のクセにオゾンホールの責任を他国に押しつけるし、二酸化炭素を最も排出する国のクセに他国には温暖化対策をゴリ押しするし、鯨を捕るために日本に開国を迫ったクセに鯨を捕るなと言うし…と数え上げたらキリがないけれど、つくづく身勝手な国だなぁ。
 
 と、車を運転していて気が付いた。モニター画面の赤いこの点灯は何だろう?これはひょっとして、車の異常を訴えるサインじゃないとシャマラン?あっ、テールランプが消えている!まぁヘッドライトが消えてお先真っ暗ではないから良いけれど、早く電球を換えなければ。