12月2日「中国の雑誌」
 
 映画監督の(…とは最近言い辛い)三好邦夫さんから電話があって、その内容に大笑いしてしまった。なんでも今日、鼻の中のデキモノを取るために、私が入院していた病院の耳鼻咽喉科に行ったら、観月ありさをちょっと老けさせたような女医と山上たつひこの漫画に出てくるホモ男のような角刈りの女医がいて、手術中の二人の掛け合いが「ナースのお仕事」みたいで、笑うに笑えなかったそうだ。なんだか面白そうなので、今度病院に行った時に耳鼻咽喉科を覗いてみようかと思う。
 
 ポプラ社から電話が来て、私が以前描いた双六漫画が中国の児童雑誌に1年間連載されることになったという知らせを受ける。そう言えば昔「前代未聞」というのが好きで、漫画で色々な試みをやっていたことがある。その中でも結構異色なのが、全ページ双六という「双六漫画」だ。本のカバーに組み立て式のサイコロやコマも付いていて、最初から最後まで双六でお話が進んで行くという物。当然何人かで一冊の本を読まなければならなくなるし、最後まで読めない人も出て来る。自分では面白いと思ったが、色々問題点もあって、それ程売れなかった。さて、中国の子供達はどう受け取るだろうか?