10月26日「大磯の宴」
 
 朝からVAIOのC1MZXに様々なソフトをインストールしてみるが、98に馴染んでいたのでWINDOWSーXPはどうも勝手がわからない。仕方ないので画面を自分用にカスタマイズするが、そんな作業をしている内に外出の時間が来てしまった。
 
 慌てて横浜駅まで出掛けてみるが、そこでハタと気が付いた。財布を忘れた!まぁ予備の財布があるからと高をくくってフィギュアの店「HOBITT」に行ってみると、色々困った物を見つけてしまった。取り敢えず「JACK SKELLTON」のティントイをゲットする。う〜ん、困った。財布を忘れたので、これ以上は買えない。この店には又来なければならないなぁ。
 
 店を出て、駅の改札口まで行くと、丁度アスカ蘭夫妻とジョフ・ダロウ君がやって来た。早速地下街で一緒に食事をして、エレベーターでジョイナス4階に上がる。が、何故か4階降り口には何もない。慌ててエレベーターに乗り直して、5階まで上がる。今度はちゃんと通路が開けていたので一安心する。はて、4階は何だったんだろう?まるでエレベーターの怪だ。大体このジョイナスと高島屋のビルは奇々怪々な建物だ。4階まではジョイナスなのに5階から高島屋になっている。かと思えば、駐車場の建物が途中に割り込んでいるし、よく判らない。一体どういう構造なんだろうね?
 
 とにかくそんなわけで、一端5階に上がってから駐車場を抜けて高島屋に行き、そこからエスカレーターで4階に降りてようやくジョイナス4階に辿り着いた。ここにあるジブリのお店「どんぐり共和国」にダロウ君を案内したかったのだ。うむむ、ここにも困ったものが色々と…。こりゃやっぱり、また近々横浜駅に来なければならないようだ。
 
 さて、ダロウ君達はまだこれから色々と買い物があるようだが、もうじき勝川克志さんが我家にやってくるので、私はここでひとまず帰ることにした。何だか面倒な事をしているが、ダロウ君を「どんぐり共和国」に案内するという約束をしていたので、これで取り敢えず約束は果たした。
 
 横浜から家に帰って日記を書いていると、程なく勝川克志さんが車でやって来た。早速勝川さんの車に同乗し、大磯に向かう。うう〜む、人の運転は自分の運転とタイミングが微妙に違うので、横に乗っていると何だか恐い。でも、何とか無事に東名高速をクリアした。厚木ランプで降りて、そのまま厚木小田原道路を大磯に向かう。思ったより順調に走行し、アッという間に大磯に着いてしまった。車で行けば大磯もこんなに近いのかと、改めて驚く。
 
 アスカ蘭のマンションの駐車場に車を止め、「Work Shop ととや」に行く。ここは造形作家井村隆さんの作品が展示されているショールーム兼スナックだが、魚のからくり作品が天井からぶら下がっていて、なんとも不思議な空間だ。井村さんの作品は三鷹の森ジブリ美術館にも飾ってあるけれど、コミカルに動く奇妙な魚たちの造形が面白い。
 
 店で絵師の河口邦夫さんと話をしていたら、やがて一人また一人とアスカ蘭の仲間がやって来て、ダロウ君歓迎会が始まった。お寺の住職や和太鼓の師匠、ラーメン屋さんなどゴチャゴチャな集まりだが、それぞれ特異な芸の持ち主で場が盛り上がる。後からホラー漫画家の御茶漬海苔クンや井村さんもやって来て、会場はまさに異文化交流のバトルロイヤル状態。英語やフランス語や関西弁が飛び交って、何だか判らないけれど凄い盛り上がりだ。
 
河口邦夫さんと
ダロウ君
勝川さんと
御茶漬クン
ダロウ君と
アスカ欄
井村隆さん ダロウ君

 気が付けば終電も過ぎて、御茶漬海苔クンは家に帰れなくなってしまった。勝川さんはアルコールが入って車は運転出来ないし、私もヘトヘトになっている。仕方ないので今夜は全員アスカ蘭の実家に泊まることになった。大磯だし、なんだか臨海学校の気分だね。