9月28日「シベリア超特急」

 昼から世田谷のロイヤルホストで映画監督の三好邦夫さんと会う。「世界最大の恐竜博2002」で撮ってもらった写真を受け取り、DVDやビデオなどの受け渡しをする。そして・・・「シベリア超特急」の話題で大いに盛り上がってしまった。

 「シベリア超特急」は映画評論家の水野晴郎氏が映画誕生百年、戦後50年、映画生活40年を記念して、自ら製作・監督・原作・脚本・出演・作詞してしまった、前代未聞のもの凄〜い映画だ。とにかくスタッフが意味もなく凄〜い!衣装デザインはコシノジュンコだし、字幕は戸田奈津子だし…。

 なんてったって超特急ですからね。それも超無振動列車ですから凄いですよ!その中で密室殺人は起こるわ、窓は蹴破るわ、ターザンはするわ、屋根で決闘はするわ、変装はするわ、将軍は推理するわで、スリルとサスペンスが満載の超娯楽大作…になるはずだったような気がする怪作ですよ。スタッフロールが流れたからって席を立っちゃいけません。これからがホントに凄い所なんですからね。もうビックリしちゃいますね。掟破りの大どんでん返しが連続で来ちゃいますからね。でも、その先は「決してお友達に話してはいけません」と但し書きがあるので、決して話せませんね。凄いですね。恐いですね。決して一人で観ないでくださいね。

 とにかくこの映画。その内容をどう表現して良いのか、言葉も見つからない程とにかく凄〜いのだ。巷ではエド・ウッドを越えたとまで称されているが、それ以上かも知れない。しかしもっと凄いことは、この映画がシリーズ化され、既に「3」まで公開(後悔)されていることだろう。しかもしかも、更に「4」が待機中というのだから、スゴ過ぎて言葉も出ない。もちろんDVDも発売されていて、特別限定版の2枚組まである。「4」が公開されてシリーズが揃ったら、BOXも出るのだろうか?なんか買いそうで自分が恐い。