9月20日「東京ゲームショウ&恐竜博」

 朝から幕張メッセへ行く。今日は「東京ゲームショウ2002」のビジネス・デイだ。しかし今回はポポロ関係の発表は多分一つも無いだろうから、本当の目的は隣で開催されている「世界最大の恐竜博2002」の方なのだ。まぁそれでも一応私も業界人の端くれなので、他のソフトの開発状況を視察してみなくてはいけない。

 成る程みんな元気だ。ゲーム業界不振など何処吹く風で、どのブースも活気があって宜しい。しかも以前のゲーム・バブルの時と違って、ちゃんと実のある展示をしているのが喜ばしい。それに無料配布している物も、以前はCD−RやVHSだったりしたのに、今は殆どDVD−Rなのが何だか凄いね。

 それにしてもマイクロソフトのコンパニオンの衣装は相変わらず露出度が高く、いかにもアメリカしているねぇ。XーBOXもようやくソフトがこなれて来た感じがする。画面はさすがに綺麗だ。今回特にセガが元気に見えるのは気のせいだろうか?ハードの呪縛から解き放たれて、これからソフトが百花繚乱しそうな勢いを感じる。SCEのブースはポポロが無いので寂しいけれど、嵐の前の静けさという感じかも知れない。

 SCEのブースでディレクターの梅崎クンに会う。ゲームの進行状況などあれこれ話し、面白そうなゲームの情報を聞く。ふむふむ、それは私も気になったなぁ。でも平気、平気。次の作品は遙かに面白いからね♪

 さてゲームショウを一通り見たので、本来の目的である「世界最大の恐竜博2002」の方に向かう。先日ヒサクニヒコさんからもらった無料招待券で中に入る。うひゃっ!こりゃ凄い。平日なのにこの混雑か!しかも客層が赤ん坊から老人までと非常に幅広いのに驚かされる。幼稚園の団体までいる。日曜祭日は入場制限までしているようだから、観客動員数はかなりのものだろう。とにかく人混みをかき分け中に進もう。
ガストニア ダトウサウルス ジョバリア コンプソグナトゥス トルボサウルス
ジョバリア ガソサウルス シュノサウルス シュノサウルス ジョバリア
ジョバリア 三好さん セイモサウルス アフロベナトール アフロベナトール
スコミムス ティラノサウルス
セパクロサウルス ?? スコミムス

 それにしても、ホントに凄い!これだけ全身骨格が揃った展示は初めてじゃないか。しかも子供の恐竜の全身骨格も揃っている。竜脚類の全身骨格が群れをなして展示されている様はとにかく壮観の一言だ。更に凄いことに、鳥類に進化する過程の珍しい化石まで、沢山展示されている。こりゃまさに「世界最大の恐竜博」の名に恥じないものと言えるだろう。「2002」と銘打っているから、来年もやるんだろうか?
入り口 ステゴサウルス アロサウルス ステゴサウルス カマラサウルス
トルボサウルス シンラプトル セイスモサウルス クリーニング中 モノロフォサウルス

 突然携帯が鳴り出して、映画監督の三好邦夫さんから連絡が入った。そう言えば昨日電話で三好さんとこの恐竜博の話をして、もしかしたら今日行くかも知れないと言っていたっけ。なんと三好さんもこの会場にいるそうなので、場所を聞いて合流することにする。うひゃ!三好さんはカメラ6台も携帯して、完全カメラマン武装をしているぞ。さすが映画監督。カメラにはうるさい。私なんか小さなデジカメ1台だけだからね。「一つで充分ですよ!」とブレードランナーのうどん屋の台詞で冗談を言ってやる。
「ほら、暗いところでもデジカメならこんなにハッキリと写るし。」
「うむ、ホントだ。」
「結果もすぐ判るから、取り直しも出来ますよ。」
「うむ、デジカメ恐るべし。それはそうと、このカメラで撮ってくれない?」
「はい。カシャッ!あれ?カウントしないなぁ。」
「ええっ!?もしや…?まさか?そんな?フィルムが…入っていない!」
というわけで、三好さんと会場の入り口に戻って再び見直すハメになってしまった。トホホ。