8月18日

 「バンド・オブ・ブラザース」を観るならやっぱり日本語吹き替え版ですね。何てったって、みんな同じ軍服姿だし、誰も彼も泥だらけの髭面だから、見た目じゃ誰が誰だかサッパリ判らない。しかも字幕では名前しか呼ばないから(原語では「サー」としか呼ばなかったりする)、戦闘時のとっさの人物判定にとまどってしまう。ところが日本語吹き替え版だと、相手の名前に階級を付けて呼ぶし、声優の声だけでもちゃんと人物を判別することが出来るので、ホントに判りやすい。

 NHKのトレンディー大河ドラマ「利家とまつ」は、益々もって苦しい展開になって来た。戦国武将の生き様を現代感覚で捉え、全てをきれい事で収めようなんて、どだい無理な話なのかも知れない。話としては巧くまとめたかも知れないが、歴史をねじ曲げると、観ているこちらの腑もねじ曲がりそうで苦しくなる。なんだかねぇ…。やっぱり、こりゃ「世渡り上手」の「カブキ者」だよなぁ。