8月15日

 10月11日〜13日に行われるダラス・コミック・コンベンションでニコラス・ケイジのコミック・コレクションがオークションに掛けられるそうだ。出品されるコミックはスーパーマンが初登場する「Action Comics」1号、ジャスティス・リーグが初登場する「Brave and The Bold」1号、「Fantastic Four」1号、「Green Lantern」1号など400点あまりの予定。

 ニコラス・ケイジはかなりのコミック・マニアのようで、その芸名もマーベル・コミックのお気に入りのスーパーヒーロー「ルーク・ケイジ」から取っている程だ。ハリウッドには彼の他にもティム・バートン等コミックマニアが非常に多く、今ではコミックの映画化が盛んに行われたり、「マトリックス」のようなコミック感覚の映画が沢山撮られるようになって来た。映画の美術や絵コンテ・シナリオにコミック作家が参加したり製作や監督にまで絡むこともあるので、もはや両業界は渾然一体となっている感じさえする。

 そう言えばM・ナイト・シャマランの「アンブレイカブル」なんて、まさにアメコミ・マニアをモロに扱ったおたく映画だが、こんな映画が成立するのもアメリカならではの事だろう。その証拠に、コミックコンベンションの会場に行くと、サミュエル・L・ジャクソンそっくりのマニアをホントに見かけることが出来る。日本のコミケに置き換えてこの映画を観てみると、その内容の凄さというか異常さが良く判ると思う。