8月8日

 今日は伊勢佐木町の「龍鳳」でヒサクニヒコさんと会った。「龍鳳」と言えば餃子だけれど、夏はやはり「冷やし中華ソバ」が美味しい。ここでヒサさんから中国旅
トンパ文字の「田森」
行のお土産としてトンパ文字のハンコをもらった。「トンパ(東巴)文字」とは、中国雲南省麗江に住むナシ(納西)族が使う象形文字だが、現在も使われていることから「生きた象形文字」と言われている。最近キリンビバレッジの「日本茶玄米」の容器に使われて、日本でもかなり有名になってきた。

 伊勢佐木町に来たら、当然オデヲンの玩具屋「ラッキーサン」にも寄る。するとラッキーなことにラピュタのロボットを売っていた。限定生産で証明書には宮崎駿さんのサインもある。もう売り切れてしまったと諦めていたのに、どういう訳かこの店に来ると見つけてしまうから不思議だ。

 店の外にあるショー・ウィンドウを覗いていたら、更に心を揺さぶる物があった。スーパージェッターの愛機「流星号」だ!そう、白騎士の愛馬「流星号」の名前の由来はここから来ているのだ。ジェッターと水島かおるの結構似ているフィギュアも付いているし、これは買わずにはおられない。ついでにバンダイのホットウィール・シリーズのミニ流星号も買っておこう。これも出来が良いなぁ。

 
それにしてもこの流星号。マッハ15で空を飛ぶわ、海は潜るわ、地中も進むわの高性能に加え、人工知能を搭載していて、ジェッターが呼べば何処でもやって来る。それでもって、これが実はタイムマシンなんだから全く驚く。その性能からして超硬度の素材で出来ているかと思えば、体当たりしたり狭い場所に潜り込む時など、身をよじらせたり折り曲げたりしているから、かなり弾力性のある物質で出来ているらしい。

 ついでに言えば、スーパージェッターは30世紀の未来に住むタイムパトロール隊員で、タイムマシンで逃げた悪者ジャガーを追って20世紀にやって来た。現代人の5倍の力を持ち、弾丸も弾くボディスーツで身を包み、空中浮遊出来る「反重力ベルト」や30秒間時間を止められる「タイムストッパー」、相手を麻痺させる「パラライザー」などを装備している。なんともSF色の強い、センス・オブ・ワンダーなスーパーヒーローだった。なにしろTVアニメの脚本を筒井康隆や半村良らが手がけていたんだからスゴイはずだね。最近このスーパージェッターみたいに、未来に夢を持てる作品がほとんど見られなくなってしまった事はとても残念に思う。