7月25日

 午前中に新横浜のビックカメラに行ってみたが、今日発売されるはずの「忍びの者全集・天之巻」が無かった。実際に店頭に並ぶのは発売日の前日だから、もう売り切れてしまったのだろうか?不安になって港北センター南の新星堂にも寄ってみるが、やはりここにも無い。もしかして情報が間違っていたのかも知れないから、明日都心に出掛けるついでに大型店を色々回ってみよう…。

 と、店内を見回していたら、とんでもないモノを見つけてしまった。旧ソ連の特撮SF映画「火を噴く惑星」だ!アメリカの特撮マン達にも多大な影響を与えたという伝説の映画だ。前からず〜っと観たかった作品なのだけど、家庭で気軽に観られるようになるなんて、ホントにホントに便利な世の中になったものだ。

 家に帰って早速観たけれど、いやぁタマげたなぁ。なにしろ1961年の映画だからまだ金星の本当の姿を知る由もなかったけれど、恐竜や翼竜がいたり食肉植物が生えていたりとかなり楽観的な予測の元に金星を描いていて、今観るとかなりのトンデモ映画になっている。

 しかし宇宙船やロボットなどメカ(サンダーバードみたいだけれど)に関する描き方は素晴らしいモノがあり、観ていてなるほど、60年代アメリカSF映画黄金期の多くの作品に大きな影響を与えていることが良く判る。特にロボットの「ジョンさん」(敬語で呼びます)とスーパーカーみたいな地上探査車両は今のSF映画にも引けを取らない程の出来の良さだ。ある意味国家の威信をかけた作品の凄みを感じる。いやぁ、凄いモノを観てしまいました。