7月14日

 流浪のゲームデザイナー、またの名を「空気男爵」柴尾英令クンから「スターウォ−ズ:エピソード2」をDLPで観ませんか?という誘いを受けて日比谷スカラ座に行く。今回のメンバーは、とみさわ昭仁さん(ゲームフリーク勤務の野球カードコレクター)、小川真司さん(アスミック勤務の映画デザイナー)、柴尾英令クン。

 とにかく最高の環境で「エピソード2」を観ようということで、日比谷スカラ座を選んだわけだけど、既に日米あちこちのスクリーンで見比べているスターウォーズの達人柴尾クンの話では、日比谷スカラ座のDLP上映が画質、音響、座席などどれをとっても最高らしい。今までDLP上映で映画を観たことはないが、デジタルと聞くと昔のハイビジョン映画を思い出して逆に画質に不安を感じてしまうし、フリッカーの無い映像というものが人間の目に与える影響も気になる。取り敢えずDLPなら「駅馬車」の車輪のように回転系が逆回転して見えるような現象は起こらないだろうが、見え過ぎることで「ブレインストーム」のように疲れないだろうか?

 あれこれ不安を抱きながらど真ん中の指定席に鎮座して開演を待っていたが、映画が始まるやいなや、そんな不安は消し飛んでしまった。す、凄〜い!画面がクッキリ、画面の細部も暗いところもハッキリ見える!音響も凄〜い!重低音はもちろん、中音部もしっかり聞こえる!新百合ヶ丘のマイカルで観た時となんだか全然違う印象を受けてしまうなぁ。でもやっぱり前半部のタルいメロドラマは眠いなぁ。椅子も心地よいし…。

 それにしてもDLPは凄いね。人の細かい表情も良く読みとれるし、CGの出来もかなりシビアに映し出されてしまう。DLPになると細部のごまかしまで見分けられるので、恐らく従来の特撮は見るに耐えなくなってしまうだろう。こりゃ大変な時代がやって来たものだ。でも、おかげでクリストファー・リーのドラキュラ顔や悲しげな表情をハッキリ観る事が出来た。これは感動だね!