6月12日

 今日漸くトランクの鍵が届いた。原稿を入れたまま鍵を無くしてしまい、どうにも開けられなくて困っていた例の鍵だ。うん、これで晴れて滞っていた作業の続きが出来るぞ。ふふふっ♪と笑みを浮かべながら、早速新しい鍵でトランクを開けてみる。おおっ、確かにあったぞ原稿が!…ん?でもこれは!?ガガガガァ〜ン!なんとトランクの中から出てきたのは、探していた物と違う原稿じゃないか!…ということは、このトランクに移していたとばっかり思っていた件の原稿は、最初から元の場所にあったのかぁ!

 まさに大山雷動してネズミ一匹。さんざん大騒ぎしたけれど、結局何にも問題なかったのね。トランクの発売元の皆様、大変お騒がせしました。全ては私の思い込みでした。いや、それでも鍵が手に入ったことはやっぱりめでたいな。今度は無くさないようにしなくちゃね、と鍵を机の某所にしまおうとして、ふと見るとそこにも同じ様な鍵が…ガガガガガァ〜ン!!無くしたはずの鍵が何故そこにある!?何故だ?妖精の仕業か?はたまたこの鍵は「黄金の鍵」だったのか?ただ単に私が底無しのあわてん坊だったのか?う〜む、たとえ信じたくなくとも、可能性のない理由を全て排除して残った理由こそが真実なのだよワトソン君。トホホ…。