5月28日

 本日もダロウ君の買い物に同行して神田の古書店街に向かう。アスカ蘭夫妻も一緒だ。横浜のホテルから東海道線で東京駅に行き、中央線でお茶の水駅に向かう。あれ?知らない間に東京駅の中央線のホームが2階に移っているぞ。見渡せば知らないビルもどんどん建っているし、東京という街の変貌するスピードには驚かされるばかりだ。

 まずはポスター屋に行って、ダロウ君お目当ての時代劇ポスターなどを買い漁る。一体この男、どれだけ買えば気が済むんだ?とにかく根こそぎ買って行くので、店の人も目を丸くして驚いているじゃないか。まぁ、私もサンディエゴでコミックや原画を買いまくっていたので、人の事は言えないけれど。そうそう、そのサンディエゴだけれど、今年はダロウ君も行かないそうだし、何しろ大病したばかりだから行くのはやっぱり止めるかな。その代わり温泉か何処かでゆっくり静養しよう…なんてワケにはいかないだろうなぁ。やっぱり。

 さてダロウ君の買い物ツアーはまだまだ続き、漫画専門店や画集専門古書店、浮世絵店など次々と廻って行く。おかげで、その間に私の鞄までも本で一杯になってしまった。まぁ、古書店街は資料の宝庫だからついつい買ってしまうのだが、画集ばかりだとズッシリ重くて仕様がない。病み上がりで体力のない身体に重い荷物は流石に応える。結構身体が悲鳴を上げてきたので、私は途中で帰らせてもらう事にした。「それでは、ダロウ君さようなら。来年パリで会おうね♪」もっとも、映画のキャンペーンで来年も又日本に来るかも知れないけれど…。
  
ダロウ君とアスカ蘭夫妻