5月26日

 プリントアウト作業はまだまだ続く。原稿をデータ化したのは良いけれど、プリントアウトにこんなに時間が掛かるのは如何なものかと思う。だいたいデータ化するのだって面倒な作業だからね。これでは便利になったのか不便になったのか全く判らないぞ。そろそろ部屋の改造と共に、この問題の対処法を考えなければならないなぁ。その前に、まず鍵を探さねばならないけれども…。

 単純作業が続くと気が滅入るので、気分転換に先日買った「バクダッドの盗賊」を観てみる。おおっ!カラー映画だ!ダグラスフェアバンクス主演の1924年モノカラー版は持っているけれど、1940年版を観るのは初めてだ。本等で紹介されていた写真がモノクロだったのでてっきりモノクロ映画だとばっかり思っていたが、こんなに綺麗なカラーだったとはビックリだ。

 特撮は今のレベルからするとさすがにちゃっちいが、この頃の方が画面に夢とファンタジーがあって観ていて心地良いなぁ。最近の映画は何でも表現出来るようになったけれども、観客のイマジネーションに訴える演出が無くなって、かえって夢が無くなってしまったような気がする。もっとも、観客の方にもイマジネーションが無くなっているような気がするけれども…。

 さぁ今夜もピノンの冒険を見守るとするか!と思っていたら電話が掛かって来て、受話器の向こうから懐かしい声が聞こえて来た。「タモリセンセイ!」おおっ!ダロウ君ではないか。オーストラリアから戻って来たな!