5月16日

 昨夜帰りが遅かったので、病み上がりの身体に酷く応えてしまった。眠い眠い。眠気覚ましにと「ハリーポッターと賢者の石」のDVDを観たが、途中でウトウトして無性に眠くなってしまった。これはいかん!気を取り直して、市川雷蔵の「忍びの者」を観る。昔家族旅行で関西に行った時、映画好きの親に連れられて、京都のホテルからわざわざ大阪まで出掛けて観たという曰く付きの映画だ。(なんて親だろうね!)内容は忘れてしまっているが、とにかく子供心に非常に怖かった記憶がある。眠気覚ましには良いだろう。

 で、改めて観てビックリした。こいつは面白いや。忍者の姿をかなりリアルに描写していて、今観ても充分見応えがある作品だ。というか、今はこんな映画作れないだろうなぁ。忍者というのはあくまでも影の存在だから、その実態はかなり陰惨なものだ。目的を遂げるためにはどんな卑劣な手段も使い、秘密を守るためには平気で命を絶つ。それが忍者だ。だから忍者は怖い。今観ても充分怖いね。