5月13日

 暫く雲隠れ状態になっていたので、あちこちご無沙汰していた所に連絡して事情を説明する。丁度年度の切り替え時期だったこともあり、会社の人事異動や住所変更、無くなってしまった会社まであるじゃないか!何だか浦島太郎気分だ。たった2ヶ月だけなのに、世の中の移り変わりがちょっと激しくないか?とにかく仕事の引き継ぎなどは順調に行われるようなので一安心。それに、知らない間に色々な所で面白い事が起こりつつあるようだし、全体的に結構良い方向に変化しているような気もして、ちょっとワクワクするね。

 先週WOWOWで放送した「ハンニバル」をようやく観る。何てったって題材が題材だからず〜っと敬遠していた映画だが、体調も回復してきた事だし、リドリー・スコット監督だから観ておかないわけには行かないだろう。しかし、しかし、こんな映画だったとは!?見事に期待を裏切られて驚いてしまった。何しろ恐怖映画じゃないからね。B級っぽいスリルやサスペンスなんて微塵も無いし、「羊たちの沈黙」の続編を期待した向きにはかなりの拍子抜けだったと思う。確かに格調のある重厚な画面作りは素晴らしいけれど、それならもっと人間の内面を物理的でなく精神的にじっくりえぐり出して欲しかった。その意味で観る人によって評価が大きく分かれると思う。

 しかも、最後がどうも腑に落ちない。(もしかすると意図しているのかも知れないけれど…)「羊たちの沈黙」のレクター博士は鍵など必要なかったはずだ。ピンの一つもあれば、どんな状態でも手錠を外せるはずだが…。ということは続編ではもしかして…?