2月16日

 ディビッド・リンチの「マルホランド・ドライブ」の予告編を観て、何となくナルシアとカイを思い浮かべた。映画の本編を観ていないので、単なる思い過ごしかも知れないけれども、髪の毛が金髪と黒髪だし・・・。

 さて今日は「スタジオねこまんま」の高峰至クンから「新世紀東京国際アニメフェア21」に行かないかと誘われたので行ってみた。なんでも彼は今「日本工学院専門学校」でコミックの講師をしているらしい。学校がブースを出しているので一緒に見に行かないかと言うのだが、東京ビックサイトに行った事が無かったし、丁度良い機会だと思って行ってみる事にした。でも土曜日だし、混みそうだなぁ。
 行ってみると、思った程ではなかったものの、さすがにアニメという事もあって家族連れも多くなかなかの盛況だ。でも全体的に今一つ盛り上がりに欠けるのは何故だろう?ポケモンにしてもハム太郎にしてもどうも旬をはずしている気がするし、コアなマニア向けのイベントとかフィギュアとかももっとあっても良いのではないかと思う。コスプレもほとんど無いのが淋しいなぁ。

 それでもレトロファンには嬉しい「マッハ号」の展示もあったりする。もちろん「鉄腕アトム」はお約束として、「鉄人28号」は出来れば原寸大のフィギュアを飾って欲しかった。ついでに「バッカス」か「オックス」が絡んでいれば泣けるんだけどね。

 ともあれ、やはりアニメの展示会であるから、もっと沢山のモニターを用意して、もっと沢山の色々なアニメ映像を見せて欲しかった。過去の遺産も大切だけど、最先端のアニメが皆無なのはどういうワケだろう?アニメの明るい未来を見せて欲しかったなぁ。

 せっかくなので、帰りに銀座で開かれている「漫画家による現代ユーモア美術展2002」に寄ってみた。一コマ漫画家達によって毎年開かれていたこの展覧会も、今回でとうとう最終回となった。なにしろ去年は馬場のぼるさんや横山隆一さんが立て続けにお亡くなりになってしまったので、展覧会の存続が難しくなったのかも知れない。漫画界にも時の移り変わりを感じて、ちょっと淋しい気がした。
現代ユーモア美術展
2002最終回
山崎克己さんの作品